マスク不足について

世界的にコロナウイルスが広がり、ヨーロッパ・アメリカ等でも感染者が急増しております。当初、アメリカやヨーロッパの人々はマスクを着用する習慣がありませんでした(どちらかというとアジア圏におけるマスク需要を馬鹿にしていた様子も…)。しかし状況は一変し、マスクを国を挙げて入手する勢いで各国の需要が増加しております。日本ではかなり前からマスクが不足し、店頭にマスクが並ぶと一瞬でなくなってしまう状況で、私達も仕事が終わってドラッグストアに行っても「今日入荷したんですけどお昼で売り切れました」と言われ、永久に入手困難なのではと絶望感を感じます。患者様の話を聞いてもマスク不足は深刻で、困っている方が大変多いのが現状です。最近聞かれるのは、手作りのマスクや洗濯可能な布マスクで対応されている方が増えています。しかし中には「使い捨てマスク」を洗濯して使用されている方もおられますが、使い捨てマスクは洗濯をすると「不織布」のため効果が十分に発揮できないそうです。むしろ洗濯をするよりも、3分間煮沸消毒をして天気のいい日(紫外線)に乾かすほうが良いそうです。マスクの感染予防効果はマスク自体でウイルスを完全にシャットアウトできるものではありません。マスクをすることで自身の顔を触れる(口や鼻周囲)機会が減少し、感染経路である経口・気道感染のリスクを下げることにあります。コロナウイルスから身を守るためには、人込みや換気の悪い場所には行かず、外出したら必ずうがい・手洗いを行いましょう。

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